お世話になったベイトリールを自分でオーバーホールしてみる【シマノ 16メタニウムMGL編】




皆さまこんばんは。

さっそくですが今回は【16メタニウムMGL】のオーバーホールをしていきたいと思います。

昨年は巻物系を投げ倒した事が多かったのでかなりお世話になりました。昨年一番釣果に貢献してくれたのは間違いなくこの方だと思います。こまめにメンテはしてきた方ですが完全にオーバーホールするのはやっぱり年に1、2回程なのでしっかりやっていきたいと思います。冬の間リールも冬眠してしまっている方は引っ張り出してしっかりメンテしてあげましょうね!久しぶりに使ってみたらオイルが固まっていて全く飛ばなかったり、巻いてみたらゴリゴリ感がハンパなかったり、、、なんて事にならない様にしていきましょう。

ベイトリールの分解

どんどん分解していきたい所なんですが、その前に展開図、パーツリストは揃っていますか?無いと順番がわからなくなった時が大変なので揃えておきましよう。前の記事でリンクの他にも工具類等準備する物も載せていますのでまだチェックしてない方は見てくださいね。

お世話になったベイトリールを自分でオーバーホールしてみる【準備編】

2018.01.05

それでは要点だけ押さえながら早速分解していきます!

ベアリングの取り外し

まずは外部ダイヤル側のベアリングの取り外しをやってみます。便利なのは100均のピンセット&耳掻き棒。ピンセットでベアリング抜け止め金具の端を掴んで内側に少し曲げると簡単に取れますよ。

とても小さな金具なので無くさないように気をつけてくださいね!爪楊枝やマイナスドライバー等でも取り外しは可能ですが外れた拍子に飛んで行ってしまう恐れがあるので要注意です。

抜け止め金具が取れたらベアリングを取り外します。僕は100均の耳掻き棒がベストだったのでこれを使用しています。サイズがピッタリ笑

逆さにして叩いたり、ピンセット等でも簡単に取れますがベアリングの内面を傷つけないように気を付けて下さい。

ハンドル側の取り外し

今度はハンドル側の取り外しをしていきます。細かい部品が多いので展開図をよく確認しながら分解していきましょう!

注意点:ネジの取り外しは必ずサイズの合ったドライバーで行うこと!分解の際にネジ山をなめてしまうと組立ができなくなるので要注意です。

因みに、、サイドカップを取り外す前にドラグの内側だけでこれだけの部品があるんです。ちょっと分かりやすいように割り箸に通してみました。本当はボールベアリングも取れるんですけどグリスで固まっていて取れない、、、。

ハンドル部分も分解してみました。取り外しの際、ハンドルノブ内のベアリングが取りにくいので耳掻き棒で取りました。ベアリングも傷つけないので本当に便利です。

ハンドルノブのネジ側のベアリングには小さい座金が1枚ずつ入っていますので無くさないように注意して下さいね!

それではいよいよサイドカップ部分の分解をしていきます。

サイドカップの取り外し

写真の3箇所のネジを緩めて慎重にサイドカップを取り外していきます。注意点はクラッチ用のバネが入っているので飛ばさないこと。クラッチを切った状態でサイドカップの取り外しをすると飛びやすいので注意して下さい。取り外しした後もクラッチを切ると飛んでいってしまう可能性がありますので要注意です。心配な人は回収しておいてください。ネジの長さも違うので外す際にしっかりチェックしておいて下さいね。

カップ側のメカニカルブレーキのベアリングとハンドル側のベアリング、インナーチューブを取り出しました。下写真の赤丸内のローラークラッチは無理に外そうとするとバラバラになって修復不可になるので今回はちょっと中身を覗いて洗浄のみにしました。

※展開図の30番です。図では本体から取り外し出来るようになっていますがめちゃくちゃ固い、、。ちょっと強引に外そうとしたら内側の中身が飛び出そうになったのでそっと戻しました。笑 小さなローラーと金具がビッシリ入っていますのでバラバラになると大変です。そしてすみません写真撮ろうと思ってたけど忘れてました。気になる人は『ローラークラッチ』で検索してみてください。

ギアの取り外し

とりあえず手で取れるものだけ取ってみました。ギア周りはごちゃごちゃしてそうで意外とスマートですね!組立が不安な人はこの状態で洗浄、グリスアップしても結構綺麗になりますよ!ちなみに写真中央の銀色のギアがメインの【ドライブギア】ですね!落としたら割れそう、、って心配になるぐらい軽いです。昔のリールのギアと比べるとびっくりするぐらい重さの違いがわかりますよ!

ギア周りは刃こぼれや摩耗が無いか要チェックです。

今度はネジで取り外せるところを分解していきます。

上でお伝えし忘れましたが写真内の矢印のパーツ(スタードラグ板)は向きが決まっているので組立の際注意して下さい。

赤丸印の【ブッシュ】は小さい部品なので無くさないように要注意!最初はグリスが付いていて金属パーツと一体化しているんですけど洗浄するといつの間にか取れて行方不明になる可能性が高いです!と言うより僕は案の定無くしてしまって探し回りました。なぜか流し台に落ちてました。笑 ペーパー上に置いているとブッシュ自体が白いので見えづらくなるので気を付けてください。

レベルワインド、ウォームシャフトの取り外し

最後にレベルワインドとウォームシャフトの取り外しをしていきます。注意点はE型止め輪(Eリング)取り外しの際に勢いあまって飛ばさないこと。取れそうでなかなか取れないので無理やり外さないことと周りのパーツを傷付けないように注意しながら取り外しをして下さい。全部外すとこんな感じ。

赤丸で囲んでいるパーツは非常に無くなり易いので注意して下さいね。グリスの付いた状態だといつの間にか手や服に付いてしまっている事もありますので。

それにしても結構汚い。。グリスもだい~ぶ固くなってしまっているみたいです。最近ハンドルが重くなっていたのはコレのせいか。。

では!いよいよ次にパーツ洗浄をしていきます。



ベアリング、その他パーツの洗浄

今回使ったパーツクリーナーはこの方。樹脂や塗装でもOKだったのでチョイスしてみました。

そしてベアリング洗浄用の秘密兵器にこの方!

ソニックリーン【音波洗浄器】です。忘年会の景品だったんですけどリールパーツの洗浄用でしか使ったことがありません。笑 でもこの方すごくいい仕事をするんです。

小物用の仕切り板もあるので便利ですね!

ある程度パーツクリーナーで洗浄したベアリングを投入。そしてパーツクリーナーの液剤を投入し起動。

あとは『BOOOON!!!』と勝手に洗浄してくれるのでその間に他のパーツを洗ったり拭いたりします。ベアリングが終わったらその他の小さいパーツも投入して洗浄してみます。全部やり終わってみると。。

ザ・汚れ!!みたいな感じですね。笑 ベアリングの隙間に入った汚れも落としてくれるのでかなり重宝しています。ガッチガチに固まってしまったグリスなんかだと流石に落ちてくれないのでブラシや布等で更に洗ったりすればイイ感じになりますよ!

こんなに綺麗になりました!本体外側の汚れはウェットティッシュで拭くだけでかなり落ちました。内部のグリス等はパーツクリーナー等でひと吹きしてキッチンペーパーで拭いています。拭く際は毛羽立ちしない紙をチョイスしてくださいね。そして拭き終わったらギアやベアリングの間に繊維等が残っていないかしっかり確認してください。

ちなみに小さなパーツ系は音波洗浄とパーツクリーナーでピカピカに復活しました。

最後に拭き残し、ゴミ噛みが無いか確認して下さい。乾いていなければドライヤーの『送風』で吹き飛ばすのもアリですね。『温風』にしてしまうと熱すぎてパーツを痛めてしまうかも。。

それでは組み立てながらグリス、オイルを注していきます。

グリス、オイルを注しながらリールを組み立てる

組立をする前に、、今回はこちらのグリス&オイルを使用してみます。

使用するグリス&オイル

ギア、ウォームシャフトは巻心地が軽い方が良かったのでZPIさんのこちらのグリスをチョイスしてみました。

そしてキャスト時回転するベアリングには同じくZPIさんのエクストラロングキャスト。

こちらを使ってみます。

それ以外のベアリングやクラッチ関係はシマノさんの純正オイル&グリススプレーを使用してみます。スプレータイプは結構万能ですね!

純正品だけでやるならどうすればいいの?って方の為に動画リンクを貼っておきますね。こちらではシマノさんが公式動画でグリスアップを紹介しています。動画内では15メタニウムをグリスアップしているので参考程度にどうぞ。

参考:ベイトリールグリスアップの参考動画【youtube】

ウォームシャフトへのグリスの塗布

まずは組み立てながらウォームシャフトに塗布していきます。100均の筆の出番ですね!ギアを回しながらまんべんなく塗っていきます。100均の筆は抜け毛が多いので中に入ってしまわないよう注意して下さいね。。

シャフトの留め具周りもしっかり塗っていきます。水が入って錆びそうな所もしっかりグリスを塗ってあげて下さい。塗りすぎは要注意ですが。

クラッチ、ギア周りへのグリスの塗布

クラッチ周りへグリスを注していきます。ちょっと見えづらいですが今吹き付けしている『クラッチプレート』は下部にもしっかりグリスを塗布して下さい。可動部にはしっかりオイル、グリスを塗布する必要がありますね!ちなみに下の写真で使ってるのはシマノのスプレーグリスです。

【ドライブギア】【ピニオンギア】に組み立てしながらグリスをたっぷり塗っていきます。

サイドカップを取付する前の状態でこんな感じ。ちょっとグリスは少なめにしています。

はい、やらかしてます!ベテランの方はひと目で分かるんでしょうけど矢印の【クラッチヨーク】の取付向きが逆なんです。。

全部組立てが終わった後に動作確認でクラッチを切ろうとしたら『ガチッ』となってクラッチが切れませんでした。この凡ミスの為もう一度分解し組立をしました。。

単純なミス1つで使えなくなってしまうので組立は慣れていても慎重に行きましょう。

ちなみに写真が無いですがハンドルノブのベアリングにはシマノのスプレーグリスを使用しました。グリスかオイルかは自分の使いやすい方でいいと思います。この辺りは人によって意見が分かれますね!

サイドカップ、ハンドルを取り付けて完成

サイドカップにベアリングをセットしてオイルを塗布します。

注意点は塗り過ぎないこと!1〜2滴で十分です。やりすぎるとメカニカルブレーキが全然効かなくなってしまいます。スプールの軸が当たる部分には注油しないで下さいね。

後はスプールシャフトとベアリングに同じく『エクストラロングキャスト』を塗布して、上記写真の金色の部分【ブレーキパイプ】とその周り(スプールが当たりそうな部分)にはシマノ純正オイルをうす~く塗りました。

そして組み立ててやっと完成。

相変わらずイイ面構えです。今年も宜しくお願い致します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ホントはもっと細かく書いて行きたかったんですけど、細かく書いていくとキリがないのでちょっと省略しています。わかりにくかったらゴメンナサイ。。。

オーバーホール後の動作確認の感想は『巻き感』がびっくりするぐらい軽くなったのとキャスト時の伸びがかなり良くなりました。あれだけゴミ噛んでたりグリスが固まってしまっていたら当然なのかもしれませんが、、。

自分でオーバーホールしてみたい方の為の参考になれば嬉しい限りですが、、注意点として。

買ったばかりでオーバーホールをして失敗したり他社製のグリス、オイルを使用して不具合が発生するとメーカーの『保証や無償修理』が受けられなくなる可能性があるので要注意です。買ったばかりの不具合はメーカーさんに相談して下さい。あと、明らかな故障もメーカーさんに相談したほうがいいです。まとめてパーツを交換する必要があったりしますのでそこはプロの方に見てもらいましょう。

 

最後に今回のオーバーホールで大活躍してくれた方の紹介をしておきますね!

意外と安い点と当然リール以外の洗浄にも使えるのでとても便利です。一台持っていれば他にも色々な物の洗浄に使えますよ!

あとは今回の主役、巻感が復活して本当に良かったです。今年もかなりお世話になる事だと思います!

その他に、『もっとカスタムしたい!!』って方の為にカスタムパーツを豊富にラインナップしているwebショップのリンクも貼っておきますのでチェックしてみてください。

参考:リールのカスタムパーツなら、HEDGEHOG STUDIO

最後まで読んでいただきありがとうございました。説明が下手でおかしな点等ございましたらご指導の程宜しくお願い致します。

愛着あるリールを自分でメンテするってイイですね。まだやっていない人はちょっとだけでもメンテしてあげると全然違いますので挑戦してみてください。

今年もたくさん釣れますように。それでは皆さま、良い釣りを(´◡`)




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